更新日 2013.7.31
広瀬先生の蔵書を整理した第一書房のご主人は、びっしりと書き込みのある『日本天文史料綜覧』と『日本天文史料』を見て、広瀬先生の息子さんに、「是非、改訂版を出されたらいかがですか」と提案されたそうです。しかし、息子さんは、「父は天文記録の蒐集と整理をお手伝いしたようですが、神田先生が編纂された本ですから、勝手に改訂版を出すわけには行きません。」といって辞退されたそうです。そこで、この特別な本は、私の本棚に収まることになったのです。
↑(写真)本棚に収まった『日天文史料綜覧』他
真夏の前の鬱陶しい梅雨空のひと時、自分だけの古い天文書を頼りに、遠い昔の夜空の現象に思いを馳せてみました。<完>
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