連載 星夜の逸品 -児玉光義-

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幻のウラノス号1型 11/20
~五藤式天体望遠鏡のベストセラーウラノス号の初期型~

更新日 2015.12.09

ウラノス号1型の架台部(3)

≪高度微動装置≫

(写真)ウラノス号1型の架台の構造と水平微動

↑ウラノス号1型の架台の構造と水平微動

高度微動装置の微動ネジは、鏡筒に取付けられ、高度微動稈の高度クランプは、架台部の支柱に取付けられています。従って、高度微動ハンドルを左右に回転させると、微動ネジが伸びたり縮んだりして、鏡筒(望遠鏡)が上下に微動するという仕掛けです。上下に大きく動かす粗動を行うときは、鏡筒(望遠鏡)の接眼部を先に押え、高度クランプを緩めて接眼部を上下させて動かします。

(写真)ウラノス号1型の微動ネジの取付け金具

↑ウラノス号1型の微動ネジの取付け金具

ウラノス号1型の微動ネジの取付け金具は、「レの字型」をしていて、鏡筒の真下に取付けられています。

(写真)ウラノス号4型の微動ネジの取付け金具

↑ウラノス号4型の微動ネジの取付け金具

これに対して、ウラノス号4型の微動ネジの取付け金具は、「Tの字型」をしていて、鏡筒の右側の真横に取付けられています。因みに、ウラノス号1型の高度微動装置の重さは、157gです。従って、架台全体の重さは、1,223g+1,690g+157g=3,070gにもなります。

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