連載 星夜の逸品 -児玉光義-

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歴戦の勇士“スカイグラフ” 5/5
~格納箱の蓋がめくれ上がるまで活躍した新型ポータブル星野撮影赤道儀~

更新日 2018.1.15

新型ポータブル星野撮影赤道儀“スカイグラフ”(2)

(写真)激戦を物語るキャリングケース

↑激戦を物語るキャリングケース

上に掲げたキャリングケースをご覧ください。この痛み方は、単に長年放置したためのものではなく、明らかに戸外の夜露に長時間曝されてできたものです。元の持ち主は、美しい星空を求めて山野を駆け巡ったのでしょう。おそらく素晴らしい星野写真をたくさん撮ったに違いありません。否、そう思いたいのです。

(写真)3cm屈折赤道儀として使用

↑3cm屈折赤道儀として使用

しかし、私にはそのような気力はありません。いただいた3cmガイドスコープを載せ、3cm屈折赤道儀として、この新型ポータブル星野撮影赤道儀とともに、美しい星空を楽しもうと思っています。先日、同焦点タイプのOmm-6mmの接眼鏡を使って、上弦の月と環を大きく開いた土星を観ました。色収差もほとんどなく素晴らしい星像でした。

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