更新日 2018.2.5
箱の角の組み方も、二枚の板の両端を接合しただけの「隅(平)受接ぎ」で、強度的にも弱い組み方になっています。
↑箱の角の「隅(平)受接ぎ」
また、箱と蓋をつないでいる蝶番は、板の幅が9mmしかありませんので、それに合わせた長さ30mmの小さなものが2個ついているだけです。
↑蓋の開け閉め用に取付けられている「蝶番」
↑蓋が開かないようにする箱用金具「つの字」
さらに、蓋が勝手に開かないようにする錠は、最も簡単な箱用金具「つの字」が2個使われています。
そして、製作会社を示す銘板は、アーチ型のとてもユニークなものが付いています。
1インチ望遠鏡(野外用)の格納箱に付けられた銘板
中央の★を囲む3つの凸レンズの中に、<ゼウス><五藤><光学>の文字の入ったマークは、五藤光学の最初のマークです。仮に、「ゼウスマーク」と呼ぶことにします。
この銘板は、1インチ望遠鏡(甲号)の接眼部に貼られている銘板と同じ形状をしておりますので、もともとは接眼部に貼るために作られたもののようです。
↑1インチ望遠鏡(甲号)の接眼部に貼られた銘板
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