連載 星夜の逸品 -児玉光義-

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天体望遠鏡の格納箱「part 2」 3/5
~格納箱を見ればおおよそいつ頃のどんな望遠鏡か見当がつきます~

更新日 2018.3.14

戦前のコメット号の格納箱(3)

(写真)戦前のコメット号の付属品

↑戦前のコメット号の付属品

ところで、コメット号の部品と付属品は、経緯台の架台、鏡筒受けと方位回転軸、天体用接眼鏡、地上用接眼鏡、サングラス、天頂プリズム、三脚の足などです。地上用接眼鏡の入る仕切り板は、幸い残っておりますので、入るところが分かります。また、三脚の足は、格納箱の蓋の内側についている窪みのある仕切り板に合うように入ることが分かります。天体用接眼鏡はハイゲン式の12.5mm 1個だけですから、接眼スリーブに差し込むことにします。その方が、鏡筒の中に虫や埃が入らないので好都合です。従って、残っているのは、経緯台の架台と、鏡筒受けと方位回転軸、それに天頂プリズムとサングラスです。
そこで、仕切り板のとれた痕跡のところに、それらをどのように入れれば良いのかを考えて、段ボールで仕切りを作りました。

(写真)段ボールで作った仕切り板ほか

↑段ボールで作った仕切り板ほか

そして、それぞれの部品を格納箱に入れてみました。

(写真)それぞれの部品を格納した状態

↑それぞれの部品を格納した状態

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