連載 星夜の逸品 -児玉光義-

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天体望遠鏡の格納箱「part 3」 2/5
~格納箱を見ればおおよそいつ頃のどんな望遠鏡か見当がつきます~

更新日 2018.4.10

コメット号の格納箱に貼られた“銘板の怪”(2)

箱の角は「刻み組み接ぎ」、所謂「アラレ組み」です。

(写真)箱の角の組み方は「刻み組み接ぎ」

↑箱の角の組み方は「刻み組み接ぎ」

戦後のコメット号の付属品は、天体用接眼鏡が19×、38×、75×の3個で、38×と75×は組立式のH10~20mmです。地上用接眼鏡は25×1個で、天体用の19×と地上用の25×は共用のT30~AH40mmです。その他、天頂用プリズムと、サングラスが付属しています。格納箱には、外に経緯台の架台と鏡筒が入ります。戦後の格納箱は、中の仕切り板もしっかりしていて、付属品をちゃんと保持するようにできています。

(写真)経緯台の架台の収納

↑経緯台の架台の収納

経緯台の架台も、ぴったり入るようになっています。

(写真)地上用接眼鏡の収納

↑地上用接眼鏡の収納

地上用接眼鏡のT30~AH40mmもきちんと納まります。

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