SCIENCE POINT

ドーム空間に広がる系外惑星の世界

初めて発見された系外惑星ペガスス座51番星b。大気が確認されたHD209458b。海を抱く可能性のあるグリーゼ581d。そして、第二の地球と思われる惑星の発見・・・。様々な系外惑星の世界を、科学的な検証を元にドーム空間に描き出します。

Pegasi 51b

1995年、人類が初めて発見した系外惑星。ホットジュピターと呼ばれる巨大なガス惑星です。中心星との距離は太陽と水星の八分の一に過ぎません。その距離をわずか四日の周期で公転しています。

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ペガスス座で発見されたホットジュピター。トランジット法により初めて発見され、大気の存在が確認されました。1200℃まで加熱されているため、毎秒1万トンもの激しい量の水素ガスを放出しています。

GL581d

地球の数倍の質量を持つスーパーアース。その軌道がハビタブルゾーン内をまわっていることが確認されており、海が存在する可能性が高い惑星です。しかし中心星は赤色矮星であるため、地表の様子は地球とはかなり違う世界であると考えられます。

Kepler 10b

ケプラー宇宙望遠鏡が発見した地球型惑星。2011年1月の発見当時は、それまで確認された地球型惑星の中で最も地球に近いサイズでした。太陽と同じG型恒星を公転していますが、距離が近すぎるため地表温度は1300℃まで達しています。

Kepler 22b

2011年12月、ケプラー宇宙望遠鏡によって発見されました。太陽と同じG型恒星のハビタブルゾーン内で初めて確認された地球型惑星です。公転周期は290日、その組成はまだ不明ですが、地表温度は平均22℃と考えられています。

見えない惑星を捕らえる観測手法

太陽系外に存在する惑星を発見するための代表的な観測手法であるトランジット法やドップラーシフト法を番組内で紹介しています。音のドップラー効果なども交え、ドーム空間でこれらの観測手法を楽しく、わかりやすく紹介しています。

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